「津波の後、語り継ぐもの 日本3年タイ9年」企画展のお知らせ

企画展「津波の後、語り継ぐもの 日本3年タイ9年」開催まであと十日となりました。

本企画展では、大きな津波を経験したタイと日本における復興のあり方を、学術とアートの両面から見つめ直すことを目的としています。2004年のスマトラ島沖地震による津波罹災から9年が経過してなお多くの課題を残しているタイの現状は、日本にとっても他人事ではありません。東日本大震災に伴う津波罹災から間もなく3年が経とうとしていますが、いまだ将来への道筋が見えているとは言い難い状況です。今回、これらの両地域に関わりのあるアーティストと、ICUの研究員・大学院生など若手研究者が中心となり、それぞれの手段で津波(災害)を表現することを試みました。

アートと研究は対極に置かれがちな概念ですが、事象について探求し、他者に伝えるという点では同じです。研究は過去の資料を用いて論証し、「事実」をより深く知ろうとします。他方、アートは、感性を頼りに新たな作品を創造し、「真実」に近づこうとするのです。研究による「事実」とアートによる「真実」を同時に展示することにより、来場者に津波についてより多角的に考え、感じていただくことで、災害の記憶を未来へと創造的に繋げることができればと願っています。

企画展ポスター。ポンワルット・チラユ制作

企画展ポスター。ポンワルット・チラユ制作

会場では写真、インスタレーション、映像、陶芸等のアート作品と共に、人類学、社会学、文学研究の成果を融合して展示する予定です。

日程:12月19日(木) から 23日(月)まで

時間:10時から19時まで(最終日は15時まで)

会場:三鷹市芸術文化センターB1F 

入場無料

後援:国際基督教大学 アジア文化研究所/三鷹市

(科研費の研究成果発表として科研費の一部を使用しております。)

 


展示期間中には以下の関連イベントも行います。お気軽にお越しください。

 

ギャラリートーク「記憶とアートをめぐって」(司会:西田昌之)

①12月21日(土)13:30-14:30「馬場咲夫&Allison Kwesell」

②12月22日(日)13:30-14:30「Sutthirat Supaparinya&吹田千明」

 

(参加者)

企画推進部門:

キュレーター: 阿曽歩(国際基督教大学 博士後期課程)

企画責任者: 西田昌之(国際基督教大学 アジア文化研究所研究員)

編集校正:大野ロベルト(国際基督教大学 博士後期課程)

 

研究部門:

田中祐介(国際基督教大学 アジア文化研究所研究員)

山口京一郎(国際基督教大学 キリスト教と文化研究所助手)

西田昌之(国際基督教大学 アジア文化研究所研究員)

大野ロベルト(国際基督教大学 博士後期課程)

 

アート部門:

吹田千明(陶芸作家)

馬場咲夫(陶芸作家)

高橋雅子(展覧会オーガナイザー)

アリソン・クウェセル(写真家)

スティラット・スッパリンヤー(ビデオ・インスタレーション作家)

ウィチャユット・リマンクーン(写真家)

 

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