カプリ断想

ジャック・ダデルスワル=フェルサン『リリアン卿』の訳書を国書刊行会から上梓して二年が経つが、カプリ島というトポスの探索は尽きない。備忘のために、ほんの少しパン屑をこぼしておく。

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YUKIO-340

この伝記に描かれる三島とはどのような存在か。煎じ詰めれば要点は二つである。すなわち、三島由紀夫は世界有数の作家であり、また人間というよりは、書く機械であった、ということである。

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日本人は愛しうるか

『三四郎』で主人公に「ストレイ・シープ」と繰り返しつぶやかせた漱石が、I love you を「月が綺麗ですね」などと訳すというのはしっくり来ない。ちなみに三四郎の友人、与次郎は Pity’s akin to love を「かあいそうだたほれたってことよ」と訳している。

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